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日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

辛い時、誰に相談するといいのか?

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僕はよく「困ったときには人に相談すればいい」ということを言うんですが、世の中には「誰に相談したらいいかわからない」と悩んでいる方もいるんですよね。相談先をどうすればいいのか、誰に相談すればいいのかっていうのはけっこう考えてしまうところだと思います。

 

で、この前読んだ『逃げ出す勇気』という本にまさにその「誰を相談相手に選べばいいのか?」ということが、書いてありましてね「これは読者の方と共有しておこう」と思っわけです。

 

そんなわけで、今回はあなたが辛い時に「誰に相談するといいのか?」ということを『逃げ出す勇気』という本を参考にしながらお伝えしていきたいと思います♪

 

 

相談相手は境界密度が低い人から選ぶといい

『逃げ出す勇気』の著者で精神科医でもあるゆうき先生は、ご自身の著書の中でこうおっしゃっています。

 

いざ誰かにつらい気持ちを吐露したいとなった時、誰に持ち掛けると一番気持ちが楽になるでしょうか。

正解は「境界密度が低い人」です。 

引用元:『逃げ出す勇気』p118 著者 ゆうきゆう KADOKAWA

 

 「えっ?境界密度が低いってどういうこと?」

 

読者の方の中には、こう思った方もいるのではないでしょうか?僕も境界密度という言葉は初めて聞きました。では、境界密度とはいったい何を指すのでしょうか?これも本文から引用してみます。

 

「家族」「職場の同僚」「地元の幼なじみ」「大学時代のサークル友達」などなど。これらをそれぞれ独立したひとつのグループとした場合、グループ間でどれだけ交流があるかを表すのが「境界密度」です。

引用元『逃げ出す勇気』p118

 

グループの交流のありなしを表すのが境界密度。境界密度が高いっていうのはグループ間で交流がある状態のことですね。

 

例えば地元で昔から一緒だった友達の何人かが、高校時代一緒の部活にいるって場合とかはまさに境界密度が高いと言えます。

 

逆に境界密度が低いというのは、グループ間の交流がないってことです。自分は色々なグループに属してはいるんだけども、そのグループ間に共通の知り合いはいないし、そのグループ間が交流をしていることもないという状態ですね。

 

で、ゆうき先生は「相談したい時には境界密度が低い人から選ぶといいよ」っておっしゃってるわけですが、これはなぜでしょうか?考えると何となく分かるんじゃないかな?

 

境界密度が高い相手に相談してしまうと、結局その内容が筒抜けになってしまう可能性があるわけですよね。

 

あなたが、学生でクラスの人に対してちょっと不満があるんだよねという相談を部活の仲間にしたとしましょう。たぶんあなたの相談筒抜けですよね?いくら、「内緒にしてくれ」と言ってもまぁ結構な確率で漏れるわけです。でまわりまわっていつの間にかクラスメイトにまであなたの愚痴が伝わってしまう可能性があると。これだと安心して相談できませんよね?だって、あなたの愚痴が一番聞かれたくない人に伝わってしまう可能性があるわけですから。

 

なので、境界密度が高い人への相談は向いておらず、むしろ境界密度が低い人に相談するべきというわけなんです。

 

自分の職場で起こったことの相談も、境界密度が低いまったくかかわりのない地元の友達にすればまず漏れることはないですからね。

 

「気軽に相談できる相手」という条件で考えた時には、「境界密度が低い人から選ぶ」これをまずは頭に入れておきましょう。

 

所属先をたくさん持つことが大事!!

「でも、自分は今学校と家庭ぐらいしか所属するところがないよ‥‥‥。」

 

もしかしたらそういう人もいるかもしれません。学校と家庭に所属するだけで気軽に相談できるならそれに越したことはないわけですが、中には「家の人にも学校の友達にも相談しにくい」なんてこともあるわけです。では、そういう人の場合どうすればいいのかというと、

 

「所属先をたくさん持つ」

 

ということが大事になってきます。それも、先述したように互いには交流がない「境界密度が低い」所属先をたくさん増やしておくことが大切です。

 

例えば今仮に学校と家庭にしか所属先がないのであれば、スポーツチーム、塾、趣味の友達などなど、自分は所属しているけども、各々のグループ同士は接点がないようなところに所属をする。

 

この時に「自分は人と付き合うのが苦手だから何個ものグループに所属するのは無理だよ」という人もいるかもしれません。この気持ちよーくわかります。僕も人見知りなので、何個ものグループに気軽には入れるかと聞かれたら自信なんてないですからね。

 

でも、安心してください!!別に人がたくさん集まっているグループに所属しなければいけないわけじゃないんです。要は「境界密度が低い人」であればいいわけですから、例えば街の図書館のおばさんとか、保健室に来ているカウンセラーさんとか、自分の友達や知り合いと全く関係のないネット経由で出会った人といったようにその相手は別にグループじゃなくて個人でもいいんですね。

 

僕なんかは家のこととか家族のことで悩んでいたり、話をしたいなって時にはサポステのカウンセラーさんに話をしたりしていました。カウンセラーさんは僕の家族と全く接点がない境界密度が低い人でしたから、そういう内容のことでもある程度は気軽に話すことができたんですね。

 

探してみると意外とそういう境界密度が低いっていうのは見つかると思うんですよね。今はネットで検索することもできるし、SNSなんかを見ても少人数で○○会なんかを主宰している人もいたりしますから、そういう中から「自分に合いそうかも」というところを探して入れてもらってもいいかもしれません。

 

まとめ

そんなわけで、今回は「相談したい時にはだれを選ぶといいのか?」という内容で記事を書いてみました!!まとめると

 

  • グループ同士で交流がない「境界密度が低い人」を相談相手に選ぶ(相談を気軽にできるので)
  • 所属先をたくさん持つことで、境界密度が低い人との繋がりを増やそう

 

という感じです。

 

なかなか気軽に相談できないという場合には、所属先を増やして境界密度が低い人と繋がるようにしましょう。気軽に相談できる相手が増えるだけで、きっと精神的に楽になるはずです。

 

それでは今回はこの辺で。