ニート気質な僕の生きる道

自分の経験を活かして、無職やニートや、ひきこもりなど自分と同じように、「生き方」や「働き方」に悩んだり立ち止まった人が前向きになったり、自分の進みたい道に一歩踏み出すきっかけになるブログを目指しています。

『あやうく一生懸命生きるところだった』一生懸命生きようとしてなんかしんどい人は読んでみて

予約していた本が借りられるとのことで、コロナの影響で閉館になっていた図書館に久々に行ってきました。いくつか読みたい本があったのですが、その中でも韓国のイラストレーターの方が書いた『あやうく一生懸命生きるところだった』という本が、自分に刺さったので紹介したいと思います。

 

タイトルと表紙の絵からして僕好みなんだけど内容も僕好み。要は「あんまり世間や周りの意見に振り回されず自分の軸をもって生きたらいいんじゃね?」という内容。

 

著者のハ・ワンさんは韓国の方で会社員とイラストレーターの二足の草鞋を履いていたんだけど、40歳を目前に会社をやめちゃいます。といっても、別にイラストレーターとして食っていけるめどが立ったとかじゃなくて、ダブルワークをやっていうちに「もうダメだ!限界だ!」ってなってしまって会社をやめちゃったという。まぁ言ってしまえば燃え尽き症候群みたいな感じだよね。

普通や常識にがんじがらめになってない?

普通はこういうやめ方とかって人は否定すると思います。「計画性がない」とか「もうちょい頑張れば報われるかもしれないのに‥‥‥」みたいなね。でも、本人が限界なんだからしょうがない。そんで、会社を辞めたハさんはダラダラしながら日々を過ごす。うん、僕好みだ(笑)

 

僕も含め多くの人は世間や他人の声が気になると思います。「会社づとめがいいよ」「結婚は何歳ぐらいまでにしなくちゃね」「年収は最低○○○万はないと」世の中には、誰が作ったのかわからないルールや常識があふれていて、それが僕らの行動を縛ってくる。

 

人って常識とか普通って言葉に弱いです。他人とは違う行動を取るのも怖い。だから、常識から外れるとか普通じゃなくなるみたいなこともなるべく避けるようになります。でも、その常識とか普通みたいなものって必ずしも自分に合っているわけではないわけですよね。他の人には合ってるかもしれなけど、自分はそうとは限らない。実際、今世の中のそういう常識とか普通みたいなものに無理やり自分を当てはめようとして苦しんでいる人っているのではないでしょうか?もしかしたら、これを読んでいるあなたもそうかもしれない。

 

そういう人にはぜひこの本を読んでみてほしいです。特に常識とか普通にがんじがらめにされてしまっているような人には。読んでみると「うんうん、そうだよね」とうなづける部分も多いだろうし、ほんのちょびっと気持ちが楽になるかもしれない。

 

競争とは違う場所で生きるのもアリだよねという考え方

前述したように、この本の著者のハさんは韓国の方なんだけど、これ読んでて思ったのは「日本人も韓国人も生きづらさとか悩むところって変わらんのだな」というところ。まぁ、人間だし、同じ東アジアで資本主義社会で社会の構造も何となく似てる国だから当然っちゃ当然なのかもしれないけど。

 

むしろ、個人的には韓国社会の方が大変なのかもしれないと思ったり。知ってる人もいると思うけど、韓国は日本以上に学歴社会で大企業志向が強い国。毎年受験になると警察官が出動して受験生を会場まで連れて行ってくれたりするんだよね。それだけ、みんな受験に人生をかけてたりする。それは、韓国社会全体に「一流大学に入って条件がいい一流企業や公務員に入るのが勝ち組」みたいな考えが蔓延してるっていうのもあると思います。それ以外は負けで見下されちゃう。だから一流大学や一流企業に人は殺到する。当然、競争はめちゃめちゃ激しくなる。

 

この本が韓国の大手書店 KYOBO文庫で「2019年上期ベスト10」に入ってたり、韓国のネット書店YES24でも「2018年最高の本」と評価されてたりするのは、そういう激しい競争社会に身を置く韓国の人たちの中にも、本の内容に共感する人たちが一定数いたからだと思うんですよね。普通とか常識とか競争が正しいと思ってきたけど、そこに違和感を感じてたり、合わないなと思うことって別に変じゃない。

 

で、こう言うことを書くと「いやっ、競争は社会に必要だろ。その競争から脱落したやつは単なる負け組で、この本はそういう負け犬の遠吠えみたいなことが書いてあるんだろ」ってね。まぁ、そういう人は慌てないでくださいよ。

 

確かに競争は社会を発展させるために必要なものではあると思うし、それを否定もしません。僕も子供の頃からスポーツやってきたしね。ただご存知の通り行き過ぎた競争は確実に人をぶっ壊すんだよね。競争に勝つこと=正しいとなると、負けたやつは自分の存在価値とか否定しちゃう。中には、生きることそのものすら放棄してしまったりとかね。受験や就職に失敗して自殺しちゃうなんて、そういう競争に勝たなきゃ価値ないぞっていう考えの犠牲者じゃないですか。競争の弊害も確実にありますよねって話。

 

そもそも競争にあんまり向いてないよねっていう人も確実に存在するんだよね。これはもう、その人の特性だからしょうがないわけで、競争に向いている人は競争を頑張ればいい。でも、「競争に向いてない人や負けた人の人生はどうなってもいい」なんて言うのはそれこそ多様性がねーなと思う。別に競争ベタなやつや負けたやつを金持ちにしろとか言ってるわけじゃないよ。そういう人間だって、自分を誇れて自分の存在価値認められて「ああ、自分も生きていていいんだな」って思える方がいいじゃないってこと。負けたら下向いて生きていかなきゃならんなんて馬鹿みてーじゃないか。

 

ただ、あいもかわらず社会はそんな人たちのことはお構いなしに競争を是として押し付けてくるわけだから、やっぱり息苦しい。そういう人にもこの本はおススメ。「競争しろ。競争に勝てってしんどいぜ」ってときに読んでみてほしい。ああ、競争とは違うところで生きてもいいんだなんてことに気づかせてくれると思います。

 

何度も言うように、競争が得意でそれに価値を感じる人はそういう生き方をすればいい。でも、そうじゃない人間もいて、競争以外のところに価値を感じるやつがいてもいい。僕はそう思います。

 

まとめ

そんなわけで今回は『あやうく一生懸命生きるところだった』という本を紹介してみました。途中から本の紹介というよりは、僕の考えだらけの内容になっちゃいましたが、まぁ、それだけこの本を読んでいて心揺さぶられたって思ってください。

 

世間や普通、競争から降りたとしても人生は終わりじゃなくて続いていく。それに、そういうところから降りたからと言って、じゃあ人生が楽しめないかというとそんなことはない。競争しなくても金持ちになる方法だってないわけじゃない。(僕は金持ちじゃないけど)

 

とにもかくにも、なんか「こうやって生きなきゃならない」みたいなものに縛られてる人は、ちょっと読んでみてって思います。お金ない人は図書館ででも借りてみてください。