オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

なんとなく大学をやめたいと考えている人へ

※このブログはアフィリエイト広告を利用しています。記事中のリンクから商品を購入すると、売上の一部が管理人の収益となります。

この記事を書いているのが4月8日で、あと20日もすればゴールデンウィークに突入です。おそらくなんだけど、ゴールデンウィーク過ぎたら「ああ、大学やめてぇな・・・」ってなる人いると思うんですよ。いわゆる五月病なんて言われたりもするけど、新しい環境になじめなかったり、友人ができなかったり、勉強がつまらなくて「これ本当にやりたかったことなのか?」って思い詰めちゃったりしてね。

 

それ自体は悪いことじゃないし、毎年のようにそういう人は一定数いるわけで、別に異常っていうわけでもない。多分、表には出さないけど腹の中では「もうやめてぇぇぇよぉ、うわぁぁぁん」って思っている人けっこういると思いますよ。

 

ただね、そこから「もういいや!!大学辞めてやるぞ!」ってなっている人がいたとしたらそこはちょいとお待ちを。慌てなさんなと僕は言いたい。

 

別に休学でもいいんじゃない?

以前こっちの記事にも書いたんだけど、僕は「大学を辞めるかどうかをすぐに決めなくてもいいんじゃない?」って思うんですよ。具体的には退学の前に休学でもいいんじゃね?という考えなんです。

 

まず大学を辞めた瞬間にいきなり何の肩書もなくなりますからね。大学に行ってれば学生という肩書があって、自分は大学に所属しているという安心感もある。でもやめたらそれが一気になくなっちゃいます。昨日まで学生だったのが今日から一転して無職になる。「あれ?何の肩書もない、どこにも居場所がない。」って結構不安ですからねー。それが精神的にけっこうきついなんていう人もいるんじゃないかなと。

 

まぁ、中には「いやいや、守りに入っちゃだめだ!学校をやめて後に引けない状況に追い込まれてこそ必死になれるんだ!」っていう人もいるかもしれません。いわゆる背水の陣ってやつで、追い込まれてこそ力を発揮するんだみたいに思ってたりね。でも、おそらくなんだけど追い込まれてそのまんまつぶされちゃったり、埋もれちゃった人も結構いるんじゃないかな?この辺は生存バイアスがあると思うので、「俺は大学を辞めて自分を追い込んだからうまくいった、成功した!!」っていう主張は参考には値しますが、必ずしもそれがすべてではないし、自分に当てはまるものではないということです。

 

そうやって無理に自分を追い詰めて、いたずらにリスクだけ高めるんじゃなくて、とりあえず休学にして大学には籍を置いておけばいいじゃないですか。休学だって退学と同じように学校に行かなくていいわけだから、時間はたくさんできます。その時間をやりたいことに費やしてみればいい。1年とか2年ガッツリと何かやってみればいいと思いますよ。

 

で、自分がやってることがうまくいったならそっちにシフトしていけばいいだろうし、そこで大学を続けるのか、それとも辞めるのかを考えてみればいい。逆にいまいちうまくいかなかったのなら、いったん復学を選んだっていいわけです。

 

もしかしたら、休学中にあれこれチャレンジしたことがきっかけで「あっ、もしかしたら大学の勉強必要かもな」ってことを再確認するかもしれませんしね。それならそれで意欲的に勉強もできるようになるだろうから、ガンガン学んで大学を卒業すればいい。

 

これがもう退学しちゃってたら、「やっぱり大学で勉強したいなー」って思ったとしても、パッと復学できるわけではないですからね。下手すりゃもう一回試験受けて入り直さなきゃならないなんてこともあるわけで、労力もかかるしハードルも高いです。一方休学なら、書類を出せば復学できますからね。そこのメリットはでかいはず。

  

やりたいことがあって、そっちでいけそうなら退学もあり!

ここまで書いてきたように、僕はまず休学することをおススメする派です。ただもし自分にやりたいことがあって、そのためにすでに行動をしていて、結果が出ているのであれば退学をするのもありだとは思っています。ものすごくベタな例を出すと、ホリエモンこと堀江貴文さんはまさにそういう感じでした。

 

堀江さんは東大を中退していますが、なぜ彼が大学を辞めたかというと「在学中にインターネットとの衝撃的な出会いがあったから」なわけです。でバイトをしてたらネット関連の仕事が自分に合っててけっこう稼げちゃった。これからインターネットが一般の人たちに普及する時代で、ネットに可能性を見出した堀江さんは、ライブドアの前身である『有限会社オン・ザ・エッヂ』を立ち上げて大学を中退します。

 

 

堀江さんのように、大学に在籍しながら「これだ!」っていうものに出会えたなら、そっちに行けばいいと思います。お金を稼ぐとか会社を作るとか、ゴリゴリやっていけるスキルを身につけるといったことをして「あ、もしかしたらやっていけるかもな」っていう感覚を得られるぐらいまでになる。そのうえで退学という選択をしても遅くはないと思うわけです。

 

まとめ

というわけで、今回は「なんとなく大学を辞めたいと考えている人へ」という内容で記事を書いてみました。

 

基本的には退学の前に休学を考えてみてということと、退学をするにしても、その前に「こっちならやっていけそう」っていう実績をつくるなり、スキルを身につけるなりしてからでも遅くはないんじゃないということです。そのために、まずはちょっとでもいいので動いてみることが大事でしょう。

 

とはいえ最終的には一人一人の人生だし、自分が選んだ道を進んでいけばいいと思います。人によっては「もう嫌だー!!」といきなり退学を選択することだってあるはずです。ただ僕はその選択が間違いであるとは思いません。そもそも、人生において何が正解で何が間違いかなんていうのはわかりっこないわけですからね。選べる選択肢は一つなので、結局のところ各々が選択した道を進むしかありません。

 

ただ、なんていうのかな、「うまく行かなったときに別の道がある」って思えたら結構安心かなと思うんですよね。ほんとにギリギリの後がない状態だとそこで詰まっちゃったら、なかなかしんどいけど、今回の場合だと休学にしておけば「ダメでもやりなおせるじゃん」って思えるわけで。その安心感、戻れる場所がある感覚ってけっこう人のメンタルを左右するんじゃないかと。

 

特に不安感を持ちやすい人とか、自分はあんまりプレッシャーに強くないかもっていう人は参考にしてみてほしいかな。退学して自分を追い詰めるんじゃなくて、休学してとりあえず学生という肩書はキープしつつ色々やってみること。それも一つの手だということを覚えておいてくださいね。