2020年の2月も終わりに近づいたころ。コロナウィルス関連のニュースが多くなり、日本全体は自粛ムードに。こりゃ、しばらくレンタルの依頼はないかもなぁと思っていました。イベントも多くが中止、もしくは無観客での開催となりましたし、外出をなるべく控えてという国からの要望もあります。そうした中でこの時期にあえて僕をレンタルする人というのはそう多くはないと思ったからです。
ところが、そんな僕の予想に反してレンタルの依頼が!!ありがたい!今回はどういう依頼だったのかというと、「ストレッチの練習相手になってほしい」というものでした。
依頼主さん(以後Aさん)は、今年鍼灸マッサージの学校を卒業し就職するそうです。それに加えてストレッチの学校にも通うなどし技術の習得に励んでいるとのこと。ただ、なかなか練習相手が見つからずネットで検索をしたところ「練習相手の依頼も承ります」という僕のブログがヒットして連絡をくれたんですね。
そんなわけで、今回は僕のレンタルでは初の依頼ストレッチの練習台になってきた時の様子をお伝えしていこうと思います。
新宿のレンタルスペースで練習台に
「新宿レンタルサロン SOLOLA」
この日はレンタルスペースが入っている建物の前で待ち合わせ。新宿駅から10分ほど歩いたマンション内にレンタルスペースがあります。
今回はストレッチやマッサージの練習のために部屋を借りましたが、他にもカウンセリングやネイル、まつげのエクステからちょっとしたセミナーや勉強会など様々な用途で使用可能。練習場所して使いたいという人はもちろんのこと、独立したいけどいきなり自分の箱をもつのはちょっと厳しいという人が、まずはお客さん集めのノウハウや実績を作るために利用することもあるようです。自分一人だけの小規模なビジネスをはじめたい人はこういう場所を使うのもいいかもしれませんね。
中に入ってみるとほんとにマンションのワンルームといった感じで、ユニットバスがあったり(お風呂は使えないみたいだけど、)テーブルがあったり、エアコンもあったりと設備が整っています。普通に暮らせそう。写真にも映ってるけどベッドも置かれているので、リラクゼーション系の練習やビジネスをすることもできそうです。初期費用がなくて備品を買えない人やあまりお金をかけられない人にはありがたいですね。
今回はこの部屋を二時間レンタル。Aさんは最近あまり練習ができていないストレッチの手技を一つ一つ確認しながら行っていました。
いやぁ、やっぱり人からストレッチを受けるのって気持ちいい。僕は人にストレッチをしたり、自分で自分の身体をストレッチすることはありますが、人からやってもらうのってホント久しぶりなんですよ。横になって脱力してただただ人に身を任せて、ハリがある部分や固まっている部分を伸ばしてもらう。体がゆるんでいく心地よさ。練習台とはいえすごく得した気分です。
ストレッチは自分だけでもできますが、部位によっては伸ばしにくいところもあります。また、現代社会はデスクワークで肩コリや首コリ、あるいは同じ姿勢を維持することで全身の柔軟性が失われるといったこともあります。そういう時にストレッチを受けてみるのもいいかもしれません。
そんなこんなで、手技を確認しながらストレッチの練習をしていたらあっという間に終了の時間が来てしまいました。二時間ってあっという間ですね。Aさんと僕は部屋の後片付けをしてレンタルスペースを後に。僕らは新宿駅に向かう途中でお別れをし、この日は解散。Aさんは「できれば月に一回か二回は練習をしたい」とおっしゃっていたので、また今月もしくは来月以降レンタルしてもらえるかもしれません。
最初からキャリアを決め付ける必要はない
今回Aさんからの依頼を受けて、改めて思ったのは「最初からキャリアを決め付ける必要はないのかもな」ということです。
実は、Aさんとはストレッチの練習台になる前に一度お会いしていて、その際に経歴など色々なお話を聞きました。
Aさんはサラリーマンとして20年近く働き、改めて専門学校に行きなおし鍼灸マッサージの勉強を始めた方です。前に働いていた仕事もお聞きしましたが、全く関連のないいわば畑違いの仕事だったわけです。おそらく最初に仕事を始めた時には予想もしなかったキャリアを歩んでいるのではないでしょうか。
時々、最初のキャリアを失敗したくないということで、なかなかその一歩を踏み出せないという方がいます。僕なんかもまさにそうですが、「失敗したくない」という思いが強すぎると慎重になりすぎてしまうんですね。失敗するぐらいなら動かないほうがましだと思ってしまう。
でも、そもそも最初の一回で正解を出そうなんて思わなくていいのかもしれない。「キャリアの8割は偶然である」なんて言葉もありますが、Aさんのように何度かキャリアを変えて鍼灸マッサージの仕事にたどり着いたように、とりあえずこれやってみるかぁという仕事をやってみ、経験を積んでいくうちにたまたま何かのきっかけで「あっ、こっちの仕事やりたいかも」と思えるものと出会えるのかもしれません。
レンタルを受けていると、毎回色々な人生を歩んでいる人がいて、何らかの気付きを得られるのが面白いところです。また、依頼を受けたらブログで報告をしていきたいと思います。
今回のように「何かの練習相手になってほしい」という依頼も引き続き受け付けております。興味がある方は僕のブログの問い合わせフォームかTwitterまでご連絡ください。
今回利用した新宿のレンタルサロン「SOLOLA」の詳細はホームページをチェック!
https://rentalsalon-solola.com/room
僕のTwitter
https://twitter.com/neetkishitsu
レンタルの利用方法
『レンタル同行人』のルールや利用方法についてまとめてみた。 - ニート気質な僕の生きる道
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