オバログ

日記から読んだ本や映画の感想、時事問題まで綴るブログです。弱者の戦い方、この社会がどうあるべきかも書いていきます。

「引きこもりを里山へ」の記事を読んで考えたこと

思想家の内田樹さんが「引きこもりの人に過疎の里山に住んでもらったらいいのでは?」ということをおっしゃられていて、それを読んだ方々から様々な意見が出ているそうです。内田さんの発言は下の記事から読めます。

 

日本列島をどう守るか 過疎化に“100万人の引きこもり”が役立つワケ(文春オンライン) - Yahoo!ニュース

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何かを作ると気持ちが落ち着くのかもしれない。

シェアハウスでメンタルの調子を崩してからは、病院で処方された薬を飲みながら、朝起きてすぐの深呼吸やストレッチ、ひたすら散歩をしながら体調を整えていた。

 

それらに加えて自分の精神を落ち着かせてくれていたのが料理である。普段ほとんど料理をしない生活を送っていたのだけど、シェアハウス生活では自炊をしなければ財布からあっという間にお金が消えてしまうため、ほぼ毎日料理をした。まぁ、料理といっても料理名がつくようなものではなく、食材を刻み、醤油や塩、めんつゆなどで適当に味付けをし、煮る、焼く、レンジでチンするぐらいのものだ。

 

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シェアハウスで作った豚キムチ丼。肉や野菜を雑に切りキムチと混ぜて炒めただけ。味は可もなく不可もなく

 

僕は料理が好きなわけでもないし、得意なわけでもない。ただ、料理をしていてふと気付いたのが「料理してるとなんか落ちつくんだよな」ということだった。

 

朝起きてなんとなく気分が悪い時も、飯だけは食おうと思って台所に入る。冷蔵庫にある買い置きしておいた野菜の皮を剥いて、食べられる大きさにザクザクと慣れない包丁さばきでカットする。大量に買い置きしておいた鶏肉と共に、水の入った鍋に投入しそのまま火にかける。なんて事のない作業だ。だが、この間僕の気持ちは落ち着いていた。余計な雑念が消えていたのだ。

 

そんなこともあって、シェアハウスではよっぽど体調が悪くなければ基本的に台所で何かしらの作業をしていた。それはシェアハウスを出る当日まで続いたのだった。

 

残念ながらシェアハウス生活は挫折に終わってしまったが、自分の気持ちが落ち着くという料理をするメリットを感じていたので、実家に帰ってからも料理をなるべく続けようと思って料理本を買ってみた。

 

あらゆる人類の中でも、トップ10%に入るであろう不器用な僕はいきなり凝った料理に挑戦したら確実に挫折することは目に見えている。だから、最初は僕のような不器用な人間でも続けられるよう、レンジでチンすれば作ることができる簡単な料理から始めることにした。物事を始める時にはなるべくハードルを下げることをオススメしたい。

  

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玉ねぎと鳥もも肉を皿に乗せコンソメと料理酒、バターを入れてラップしてレンジでチンした。玉ねぎが柔らかく肉にもしっかり味がついてて美味かった

 

正直、凝った料理を作る人からすれば手間もかかってないし大したことはないだろう。だけど、僕にとってはこれぐらいからのスタートがちょうどいいし、野菜をざっくり切ったり、肉にササッと下味をつけるような作業をしている間も気持ちは落ち着いている。

 

作ることは精神的にいいのかもしれない 

では、なぜ料理を作ると気持ちが落ち着くのだろうか?これは僕の想像でしかないので、参考程度に聞いて欲しいのだけど、まずパッと思いつくのは達成感と自信を得られるからだと思う。

 

肉や野菜と入った食材に手を入れ、煮たり焼いたり味付けをして皿に盛り付けると、それまでバラバラだったパーツがくっついて一つの作品が出来上がる。例えそれが不恰好な料理だとしても、目の前には確実に完成したものがあるわけだ。そうすると「自分はこれを作ったんだ」という達成感を得ることができる。

 

もちろんこれは料理だけに限らない。これまでの人生を思い返してほしい。きっとあなたにも何か作った経験があるだろう。それはキャンパスに描いた絵かもしれないし、あるいは音楽のような音の集合体かもしれない。何にせよ何かを作りあげると達成感につながるし、「自分にも作れた」という感覚は自信にも繋がりそれが精神にいいのではないだろうか。

 

もう一つ思いつくのは、作ることで物事に集中できるからというのがある。物事に集中するとなぜいいのか?それは、集中することで漠然とした不安や悩みから一時的にでも気をすらす事ができるからだ。

 

僕のようにメンタルに不調を抱えていたり、不安になりやすい人間の場合、「この先どうしよう」とか漠然とした不安が頭の中でグルグルと回り続け、それゆえさらに不安が増幅されていき不調に陥ってしまうことがある。

 

ところが何かを作るために物事に集中すると、そうした不安から意識をそらすことができるのだ。ちょっと想像してみてほしい。包丁で玉ねぎを細かく刻みながら「将来どうしよう」などと考えられるだろうか?おそらく無理なはずだ。きっと、多くの人が目の前にある玉ねぎを刻むことに集中するはずだし、その間、他のことを考えたりはしないだろう。そうやって、何らかの作業に集中している間は、余計な考えや雑念から気を逸らすことでき精神に余計な負荷をかけずに済むというわけだ。

 

まぁ、これらの考えはあくまで僕の推測でしかないわけだけど、今悩んでいたり、ちょっと不安を抱えている人は、ぜひ何かを作ってみて欲しい。作るものは何でもいい。僕のように簡単な料理でもいいだろうし、絵でも、プラモでも、文章でも、音楽でも、俳句でも。

 

初心者だからとか下手くそだからとか気にしないでいい。僕の料理もなかなか残念なレベルだけど、それでも作る事のメリットを享受できている。

 

何かを作る人になれば自分をちょっと助けられるかもしれない。そんな風に思っている。

肌のトラブルが気になっていたので皮膚科に行ってきた。

実はシェアハウスに入る前にちょっとした皮膚の病気になっていた。その病気自体は薬を飲んでよくなっていたんだけど、今度は体に塗っていた薬が合わなかったのか、お腹と背中にびっしりと赤いニキビのようなものが沢山できちゃったので、今度はそれを治すための薬を飲んでいた。

 

1ヶ月分の薬をもらったのが10月に入る少し前。そこから10月にシェアハウスに入り、幸いなことに薬が効いたのか赤いニキビはだいぶなくなってホッとしていた。だけどその代わりにお腹と背中にニキビ跡のようなものが大量に残ってしまった。特に背中は酷くて、多分他人が見たら「大丈夫?」と心配されるレベルだと思う。かなり目立つし正直人前で裸になりたくない。家では風呂に入る前に鏡で治り具合をチェックしているのだけど、毎回ため息が出るレベル。正直これはこれでストレスになっていたのかもしれない。

 

そんなこんなで自分の体にできたニキビ跡も気にはしていたのだけど、シェアハウスではメンタルの調子を崩してしまい、そちらの回復を優先していた。眠れなくなり吐き気や不安、動悸で肌のトラブルどころの話ではなかった。それが実家に戻ってきて少しメンタル的にも上向いてきた気がしたので、1ヶ月ぶりに病院に行くことにした。

 

病院ではニキビの薬と肌荒れや色素沈着などにも用いられる薬も処方してもらった。とりあえず28日分。飲み続けて少しでも良くなればいいのだけどこればかりはわからない。

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シェアハウスに向いているかいないかを判断するポイントとは?

ここ最近では実家から出る際の選択肢として、シェアハウスを選択肢として考える方も増えて来ているように思います。やはり圧倒的に初期費用が安さや、家具家電が揃っていて引っ越しの際に荷物が少なくて済むなどメリットがあるからでしょう。

 

かといって、じゃあみんなシェアハウスに入ればいいのではというとそうではないと思います。やはり何事においても人には向き不向きがあるのではないでしょうか?

 

そこで、今回は短期間とはいえシェアハウスに住んだことがある僕なりに、「シェアハウスに向いているか、向いていないか」を判断するためのポイントについて書いてみました。これから実家を出る人や、一人暮らしだけどシェアハウスに住んでみたい人はぜひ参考にしてみてもらえればなと思います。

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動悸と不安、鼻水と格闘する1日。

1ヶ月のシェアハウス生活から戻ってきた。たった1ヶ月なので、自室は出て行った時とほぼ変わらぬまま。ただ、僕がいない間母親が軽く掃除をしていてくれたらしく、心なしか部屋が明るく感じた。年内はおそらくこの部屋で過ごすことになるので、ちゃんと掃除して快適に過ごせる空間を保ちたい。

 

体調は相変わらずだ。実家に戻ったからといって継続していた動悸や不安感がすぐによくなるわけではない。相変わらずふとしたときに動機がきたり、不安になったり気持ちが落ち込んだりすることはある。今朝も起きがけに動悸があってちょっと落ち込んでしまった。

 

おまけに、実家に帰った安心感からなのか、急に冷え込んできたから七日はわからないが、鼻風邪を引いてしまったようだ。油断すると鼻水が鼻の奥から存在を主張してくるため常にティッシュが欠かせない。ゴミ箱にティッシュがこんもり山盛りになっている様子はなんだか少し恥ずかしい。

 

実家に帰った日はハロウィン当日で、満月が夜空を照らしていた。

 

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ハロウィンの日に満月が出るのは40数年ぶりらしい。

 

「いやっ、40年前とか日本でハロウィンなんて言ってるやついなかったやないかい!」と軽くツッコミを入れておく。 

 

次にハロウィンと満月が重なるのは38年後らしく、珍しいことなので一応スマホで写真を撮っておいた。次の時に自分はこの満月を見られるのだろうか?生きてるのか死んでいるのかもわからない。もし、見られるなら誰と見ているのか?それとも1人なのか?あれこれ考えてみたけど、そんな先のことなんて分かりやしないという当たり前の結論しか導き出せないので、夜空に浮かぶ満月を見るのもほどほどに部屋の窓を閉めた。

 

今のところ僕にできるのはこれまで通りリラックスをして、薬を飲んで精神を落ち着かせ体調を整えることだ。とにかく今はできることに集中して、なるべくそれ以外のことは考えない。それがメンタルを安定させるためのベターな方法だということをこの1ヶ月で学んだし、その考え方をより自分のモノにできたという点では、シェアハウスで体調不良と向き合った期間は無駄ではなかったと言えるだろう。

 

そして、風邪が良くなったら散歩も再開させたい。シェアハウス生活で過ごした日々はほとんど散歩をしていたが、景色を見ながら歩くことは僕には合っていたようだ。不安や気持ちの落ち込みが強くなるたびに歩くことで、ふと心にのしかかる重しが軽くなるような感じがした。頭がスカッとするような感覚。これは歩き続けることで血流がよくなるのも関係してるのかもなんて思ったり。自分に合うリラックス法や体調を整える方法を見つけると、ちょっと日常が楽になる気がする。たかが散歩、されど散歩。よっぽどしんどくない限り歩きながら体調を整えていきたい。

 

流石にシェアハウス生活のように毎日投稿とはいかないけど、時々こうやって自分の日常も更新していきたい。もちろん、自分の知識や体験から読者の方にちょっと役立つようなことも書いていきたいし、難しいけどたまには楽しませされるような文章も書ければ思っている。

 

もし、時間があるなら今後もお付き合いいただけると幸いです。それではまた。